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Beer

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[Part4]がぶがぶ飲めるわけ






ビールだったら1リットルや2リットル簡単に飲めてしまう――ビール好きにはそんな人も多いだろう。だが、ただの水やお茶、ジュースはそんなに飲めるものではない。なぜ、ビールなら?


アサヒグループホールディングス・イノベーション研究所の主幹研究員、大嶋俊二によると、大きな要因は、アルコールの効果だという。人体はつねに、身体に含まれる水分を一定の割合に保とうとしている。多すぎれば尿として排出し、水分の摂取を控える。一方、足りないときは、水分を摂るよう促しながら、尿の生成を抑える「抗利尿ホルモン」を働かせ、水分の排出を抑える。


ところがビールを飲むと、アルコールにこのホルモンの働きを抑える作用があるため、摂った量以上に水分の排出が進んでしまう。このため体内では水分が足りない状態が続くので、のどが渇き、もっと飲む――という循環になる。ビールに含まれるカリウムやホップに利尿作用があること、さっぱりしていて飽きにくい味であることもたくさん飲める原因かもしれないと大嶋は言う。


ちなみに明治の文豪で軍医でもあった森鷗外は、ドイツ留学中にビールの利尿作用を研究。原因がアルコールによるものだと証明し、学会の発表で「大いに喝采を博した」と書き残している。本人もビールが好きでよく本場の味を楽しみ、当時の駐独日本公使に飲み過ぎをたしなめられたという記録も残っている。


(田玉恵美)

(文中敬称略)

(次ページへ続く)

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