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お茶、再発見

[Part2]スリランカと日本の深い縁







有機紅茶を作り始めたプリンタ・カタリゲさん/photo:Igarashi Daisuke

スリランカで日本とスリランカ紅茶の縁は深い。長年、日本の紅茶の輸入元の1位はスリランカだ。財務省の貿易統計によると、2010年の輸入量は約1万1600tと全輸入量の59%を占め、2位のインドの3700tを大きく引き離す。ペットボトル紅茶の最大手キリンビバレッジの「午後の紅茶」も、ヌワラエリヤなどスリランカ産の茶葉を使っている。


30年以上紅茶専門店を経営する紅茶研究家の磯淵猛(61)は、その理由を「日本の水道水は軟水で、スリランカ産紅茶の微妙な味わい、ほのかな香りを引き出すのに適しているからだ」と説明する。逆にイギリスのように、硬水に近い水の場合、インドのダージリン、アッサムなどタンニンやカテキンの強い紅茶が合うのだという。


は、新たな紅茶作りの試みを支援する日本のNGOも活動している。NGOパルシック(東京)は2011年に小規模紅茶農家を有機栽培に転換するための技術支援を開始。有機肥料を作るための牛を配るなど12年には50世帯を手助けした。今年3月に、有機紅茶の第1便を日本に届ける計画だ。パルシックの高橋知里(33)は「スリランカ紅茶の商品価値を上げるモデルにしたい」と話している。


(五十嵐大介)

(文中敬称略)

(次ページへ続く)



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