選挙のたび、政権が代わるたびに、社会保障は「安心」という言葉とともに語られてきた。だが、世界最速で進む高齢化、先進国で最悪の水準にある政府の借金によって、「安心」はますます遠くなっている。手厚い社会保障を望む人は多い。しかし、ない袖は振れない。「ただ飯」にみえるような魔法は結局、高くつきがちだ。取り返しのつかない事態になる前に、負担の「覚悟」が必要なのではないか。将来の「安心」を得るためにも。