失われた身体の機能を人工的に取り戻す……。その試みは、古代エジプトの義歯にさかのぼるという。いま、高齢化する先進国で、医学と工学の比較優位を生かした成長分野と目されるのが、人工臓器を中心とする治療系の機器だ。しかし、日本では、得意の「ものづくり」が振るわず、欧米でごく普通の治療が患者に届くのも遅れる。欧米と日本のギャップはなぜ生まれるのか。解消の道はあるのか。