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Memo01

特派員の素顔(1)

阪神大震災で記者に転身

オランダの新聞やラジオの特派員を務めるキエルト・ドゥイツ(49)は、兵庫県芦屋市に住み、在日27年。

キエルト・ドゥイツ特派員

1000人近くの受講 生がいた英会話学校を94年に閉めた後、外国語の習得方法の研究開発に打ち込むはずだった。
運命を変えたのは95年1月の阪神大震災だ。
がれきの下から「助けて」と叫び声が聞こえたが、何もできない。自分にできることは何か。
海外へこの惨事のニュース配信を思いついた。母国のメディアに記事を送り、特派員の仕事が始まった。インドネシアの津波や中国四川省の地震の被災地 へも足を運んだ。「災害報道はライフワークのひとつ」だという。
独自のニュース(iKjeld.com)やファッションのサイトも立ち上げ、多方面の日本情報を発信し続けている。


舞妓さん密着取材豪州テレビ局

取材相手の舞妓に名刺を渡す豪ABCのマーク・ウィラシー北東アジア支局長(右から2番目)。右端は現場での通訳も担当する江口弥生リサーチャー兼プロデューサー=京都市東山区で、原島撮影

築地で外国人観光客がマグロにタッチする(触る)ように、京都では『舞妓さんタッチ』が問題になっているようだ」。
そんな情報を耳にした豪ABC放送北東アジア支局長のマーク・ウィラシー(37)は2月から3月にかけ、京都を訪ねた。舞妓と一緒に写真を撮りたい観光客は、待ち伏せして見つけると着物の袖や帯を引っ張ってしまう。「舞妓さんと町の安全を守ろう」と東山区祇園町のNPO役員らが結成した護衛パトロール隊を取材した。
さらに、後継者不足や客の減少でお茶屋文化の継承を心配し始めた東山区宮川筋の花街へ。外国人客への門戸開放を試みるお茶屋兼置屋のおかみさんや、結婚へのあこがれと芸妓への道で迷う舞妓をインタビューした。「京都といえば、歴史や美しい寺社などのイメージしかない。伝統と変革の間で揺れ動く人々の姿を紹介したかった」


韓国で老舗連載が好評

韓国の大手紙・東亜日報の徐永娥(43)は、同社初の女性東京支局長として06年に赴任。滑らかな日本語で、インタビュー記事に力を入れている。
これまで中曽根康弘元首相、中川昭一前財務相ら政治家や塩野七生、ノーベル物理学賞の益川敏英や小柴昌俊らに話を聞いてきた。
好評だったのは、日本の老舗の物語を紹介する企画。「韓国では老舗企業はほとんどないので、日本の職人精神に読者は興味を持っている」。カゴメ、森永製菓、ヤマハといった有名企業から、造り酒屋、たわし製造会社、真珠の養殖。経営者の人物像を中心に細かく描いたところ予想を超える反響で、10回程度を予定していた連載が30回に。「信頼を売れ」の題名で280ページの本にまでなった。

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