Editor's Note 編集長から

悩み続ける釣り人




釣り人と魚の駆け引きをユーモラスに描いた挿絵、味わっていただけたでしょうか。いつも題字横のイラストをお願いしている橋本聡さんの作品です。クスッとくる場面に、特集テーマのエッセンスが詰まっています。


釣り人たる先進国の政府は、日本を始め借金まみれ。膨らむ社会保障費をまかなうためにも、税収という魚の確保に追われます。釣り人同士の競争から、魚を捕るための協力に変わるのか、特集ではまずそこに注目しました。


ただ、ことはそう単純でもありません。例え話を延長すると、環境を顧みずに乱獲を重ねれば、海の豊かさが失われかねない――。企業や人が国際的に活躍することを妨げてしまうようでは、元も子もなくなります。


「何事もバランス」と言ってしまえば身もふたもないですが、単純明快な解がないのが経済の常。インタビューで弁護士のベネットさんが語るように「悩み続ける」しかないようです。


(今回の特集は「こっちの税はあまいぞ 国家VS企業」です)






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