Editor's Note 編集長から

「日々是カメラ」の時代






1995年の阪神淡路大震災のとき、大阪の自宅で大きな揺れを感じながら、カメラを職場に置き忘れてきたことに気づき、あわてました。記者の端くれとして、周囲の写真を撮らなければ……。簡易型のカメラを買おうと駆けつけたコンビニは停電で閉店中。途方に暮れました。


震災で被害にあった方々からすれば愚にもつかない笑い話ですが、カメラに囲まれた今の状況と比べると、改めてこの20年の変化の大きさを感じます。東日本大震災をはじめ、最近の災害には膨大な映像の記録があります。


「日々是カメラ」の時代の到来は私たちに何をもたらしたのか。この先どこに向かうのか。今号の特集は、自身がカメラマンである鬼室記者の提案から取材が始まりました。


私事に戻りますが、今や自宅にある「カメラ」は、スマホやタブレットを含め10台近く。行く先々で撮った写真がパソコンの中に大量にたまり、今度は「いつ見返せばいいのか」で途方に暮れています。



(今回の特集テーマは「カメラと変わる」です)





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