Editor's Note 編集長から

[「アングラ」の二面性]







昨年翻訳された『絶対に行けない世界の非公開区域99』(日経ナショナル ジオグラフィック社)という本で、厳重に「立ち入り禁止」とされている99の場所が紹介されています。数えてみたところ、うち34カ所が地下でした。



麻薬密輸のトンネル、バチカンの機密文書館、スイスの貸金庫。あるいは、核戦争に備えた秘密施設や要塞。そして物理実験用の大型加速器や、種子の貯蔵庫。その他、真偽不明の都市伝説も交じっていますが、「怪しさ」も地下の特性の一つでしょう。


恐れながらも、ひきつけられる。安全性と危険性が隣り合い、閉鎖的でありつつ、自由で開放的─。地下の持つ二面性は、様々に想像力をかきたてます。


今号の特集で紹介したように、地下に光をあて、開発し利用する動きはさらに進行中です。その発想や技術力には驚かされます。ただ一方で、「アングラ」的魅力と怪しさも、残り続けてほしいものです。




(今回の特集は「Underground」です)









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