Editor's Note 編集長から

[剪定と編集]






通勤途上の道路沿いに、たくさんのバラの鉢植えを丹精されているお宅があります。毎朝、丁寧に世話をされていて、玄関先に咲く色とりどりの花を目にしただけで、こちらの気分も明るくなります。


この春、我が家も知人からバラの鉢植えをいただき、テーブルの上で小ぶりの花がいくつも開くのを楽しんできました。ただ、気がつけば、窓のほうを向いた枝が伸び放題になり、鉢植えとしてのバランスも崩れてしまいました。せっかく伸ばした枝を切るのは忍びないのですが、やはり剪定(せんてい)が必要なようです。


剪定といえば、大学時代に失敗した経験があります。農学部生として参加した果樹園実習で、ブドウの枝を切りすぎ、教官に「1年分の成長がパーになった」と叱られました。


バランスをとりながら、枝の勢いもなるべく生かしたい。鉢植えを前に悩んでいるうちに、なんだか紙面の編集にも似ているな、と余計なほうに気が散り始めました。



(今回の特集は「バラ戦争」です)







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