Editor's Note 編集長から

[新しい連帯]





社会が変わり目にあるとき、慣れ親しんだ枠組みではとらえきれない事象がうまれます。まだ明確な形になりきっていないものを、わたしたちは新しい名でよぶことがあります。


今号で特集したソーシャルビジネスは、まさにそのような言葉です。従来の慈善事業とはすこし違う。企業の社会貢献といっても、どうもしっくりこない。ビジネスとしての利益も考えながら、斬新な仕組みで社会を変えていく。そういう改革志向の試みです。


この動きは80年代、サッチャー政権下の英国で広がり始めました(memo1参照)。私は当時ロンドンに留学していたのですが、授業料値上げ、留学生食堂の閉鎖など、自由主義改革の大ナタは、暮らしを直撃しました。


細る一方の公共サービスを補おうとしてソーシャルビジネスが始まったとすると、人としての連帯感が根底にあるのでしょうか。中心で取り組む人、周囲で支える人、人の顔が見える特集を組みました。


(今回の特集は「わたしの起業で未来を変える」です)

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