Editor's Note 編集長から

[庭のザクロとスイカ売り]




朝ご飯のときに、かならず果物を食べることにしています。リンゴだったり、ブドウだったり、季節によって様々です。最近は、鹿児島の親戚から箱詰めで送ってもらったポンカンを食べています。


今号のフルーツ特集を読んで、「そうだ、昔はミカンを箱買いして、こたつで食べたなあ」となつかしく思い出した人もいるでしょう。


あるいは、私の家がそうでしたが、庭のザクロやビワをもいで食べるのは、子どもにとっては遊びでもあるのです。夏になると、農家の人がスイカをトラックに積んで売りに来ました。ポンポンと叩いて品定めをして、買うのです。


今のように世界中のフルーツが手に入る生活は、日本が豊かになったおかげです。でも、そのぶん、ひとつひとつの果物にまつわる物語や季節感は、希薄になってはいませんか。


世界に販路を開拓する日本の果樹産業を「がんばれ」と応援したい一方、記事にもあった「地産地消こそ、あるべき姿」との論にも説得力を感じます。今朝、ポンカンの最後の1個を食べ終わりました。



(今回の特集は「フルーツのひみつ」です)

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