Editor's Note 編集長から

[震災後の日本]

米国のメディア人との会議のため、ワシントンとニューヨークを駆け足で回ってきました。本題の「新聞の将来」とは別に、知人が話題にしていたのが「日中の将来」でした。


日本は総選挙まっただ中で、中国では新指導部が誕生したばかり。しかも、日本は来夏には参院選を控え、中国も新体制の基盤がすぐには固まらない。不安定な「移行期間」の中で、ナショナリズムやポピュリズムが広がった時、双方でどこまで自制の力が働くのだろうか、というのが知人の懸念でした。


日本が内向きになるにつれ、海外のレーダーから日本が消えつつあると言われて久しいのですが、このような形で日本への関心、というよりは心配が生まれているようです。


衆院選投開票日と重なった今年最後の号は、日本を見つめる海外のもう一つの視線を取り上げました。世界が東日本大震災をどう受け止めているかという報告です。創刊以来の特集取材の足跡も掲載しました。GLOBEは引き続き世界を見つめていきます。来年もよろしくお願い致します。


(今回の特集は「被災地と世界」です)

西村陽一編集長

世界のどこかで、日本の明日を考える 朝日新聞グローブとは?