Editor's Note 編集長から

[BRICsの集中豪雨]

この夏、北京で集中豪雨に遭遇しました。道が川と化し、友人に乗せてもらった車が水没しそうなほどの雨脚でしたが、猛スピードで走り抜け、助かりました。翌朝、観測開始以来の大豪雨で多くの死者が出たと知りました。


世界で異常気象が続いた折、「そういえば」と北京の友人が教えてくれたのが、その少し前にアマゾン上流を襲った洪水のことでした。今号の特集で取り上げたネグロ川は当時、やはり観測史上最高の水位を記録しています。アマゾンと北京。遠く離れた地域を相次いで襲った豪雨は何を意味するのか。そんなことを話し合いました。


これまで主に国際政治や外交を取材してきたせいもあるのですが、「ブラジルと中国」といえば、関心はもっぱら「中国の南米進出と資源・食料争奪戦」でした。それは今も大きなテーマなのですが、アマゾンの記事を読むにつれ、「南米の熱帯雨林破壊と中国の大気汚染」といった問題は、BRICsの2大国にまたがるテーマとしてとらえ直すべきだという思いを改めて強くしました。


〈97号特集 変貌するアマゾン〉はこちらから

西村陽一編集長

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