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映画クロスレビュー

『猫が教えてくれたこと』「同志たち」が行き交う街で

[第134回]



Review02 クロード・ルブラン 評価:★★★▲(満点は★4つ、▲は半分)


人を優しくする力の持ち主


馬は人が飼いならした「最も気高い動物」で、犬は「人の親友」だそうだ。では猫は?


ジェイダ・トルン監督による独創的で愛着のこもった作品を見ると、人間にとって猫は人格を持つほどに大切な存在なのだと分かる。


イスタンブールの猫たちは文化を象徴する存在だ。猫目線のカメラは欧州とアジアが交差する街を別の角度から映し、普段とは違う美しさを見せてくれる。


同じ手法を使えば、ほかの街でも猫たちの作品ができそうだ。パリの猫は路上より部屋のソファが好みだろうが、パリは絶好のロケ地になる。小津安二郎が愛した広島・尾道では猫と歩くツアーもあった。


猫には人を優しくする力がある。この作品でそれが分かれば、人には、もっとやるべきことがあると思える。



Claude Leblanc

1964年生まれ。フランスのジャーナリスト。仏クーリエ・アンテルナシオナル誌編集長、ジューヌ・アフリック誌編集長などを経て、ロピニオン紙アジア部長。



(『猫が教えてくれたこと』の公式サイトはこちらからどうぞ)

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