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映画クロスレビュー

『ワンダーウーマン』 アメコミ史上初の女性ヒーロー、実写化

[第131回]



Review02 クラウディア・プイグ 評価:★★★▲(満点は★4つ、▲は★半分)


力強い女性の物語に支持


女性のスーパーヒーロー映画も、大予算映画を女性監督が任されることもまれな米国で、興行収入は今夏最高、公開最初の週末としても女性監督史上最高を記録した。


牽引(けんいん)役は女性と中高年世代の観客。女性初の米大統領誕生を見られず落胆した人たちが女性の力強い物語を求め、女性監督を支持したということだろう。アメコミ映画はアカデミー賞では技術部門の受賞どまりなのが常だが、今作は監督・俳優部門でのノミネートもささやかれる。監督は『モンスター』(2003年)でシャーリーズ・セロンにオスカーをもたらしている。


物語の焦点を第1次大戦としたのも意義深い。1941年に原作を書いたマーストンは、当時の女性参政権運動に関心を寄せた。それから76年経ってやっとここまできたということだ。



Claudia Puig

ロサンゼルス映画批評家協会会長、米公共ラジオNPRの映画番組解説者。米紙USA Todayで2001~15年に主任映画評者を務めた。

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