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私の海外サバイバル

[第63回]ユジノサハリンスク(ロシア)

玄旭 三井物産ユジノサハリンスク事務所長






【ON】

カキやホタテがたくさんとれる「カキ島」。戦前、日本人が養殖していたと言われている。


ユジノサハリンスク
サハリン州南部にある州都で、人口は約18万。工業や商業の集積地となっているほか、資源開発関連の企業も拠点を構えている。日本が統治していた時代は「豊原」と呼ばれていた。





「サハリン2」と呼ばれるサハリン北部の石油・天然ガス田の開発事業への投資にともない、1992年に事務所を構えました。事業には、欧州の資源大手ロイヤル・ダッチ・シェルや三菱商事のほか、ロシアの国営ガス会社ガスプロムも出資しており、操業の状況や追加投資について内容を精査し、他の企業と情報交換するのが重要なミッションです。


外国企業が入って石油やガスを採掘し、大半を輸出しています。それだけに地元の反発を招かないよう、地域貢献を心がけています。そのため食料品の物流や文化事業も手がけています。


州政府との良好な関係も欠かせません。ロシア側との協議では、キーパーソンを見つけることが大切です。幅広い人脈を築いて情報を集めるには、お酒の付き合いも大切で、週に2、3回は酒席が入ります。ロシアと言えば、ウオツカが有名ですが、いまはウオツカを飲む人は非常に少なく、ワインやビール、ときには日本酒で乾杯することもあります。


冬は過酷です。雪は2メートルほど積もり、寒い日はマイナス30度にもなります。戸建てに住んでいますが、雪が積もった翌朝は、大家が除雪するまでドアが開きません。月に2、3度は吹雪で空港が閉鎖され、当局が避難勧告を出して自宅待機になることもあります。


風邪を引かないよう、寒くなり始めると、早めに冬支度をします。日本のように設備が整った医療機関がないため、高度な治療を受けるには、日本や韓国に行く必要があります。健康診断も、きちんと受けるよう心がけています。




げん・あきら

1965年生まれ。90年に三井物産に入り、92年ロシア語学研修生。その後は、エネルギー畑を歩む。ユジノサハリンスクには、97年に続き、2011年6月に2回目の赴任。


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