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Breakthrough 突破する力 沖縄科学技術大学院大学(OIST)教授 銅谷賢治が挑む「脳科学」と「人工知能」の融合

 

次世代の脳型AIをめざして

沖縄県恩納村の研究施設は、「やんばるの森」の自然と共存するため環境アセスメントを重ね、山の頂に建設されたという


そして、いま新たに取り組むのが、脳科学と第3次ブームを迎えた人工知能との融合だ。今回のAIブームの主役は、脳が働く仕組みを模した「ニューラルネットワークAI」。脳の機能をさぐる脳科学とは、密接な関係にある。たとえば世界のトップ棋士を破った「アルファ碁」は、異なる三つのAIを組み合わせている。それは銅谷がとなえた「小脳(教師あり学習)」「大脳基底核(強化学習)」「大脳皮質(表現学習)」の役割を、AIプログラムで実現させた形ともいえる。


脳科学と人工知能が学びあう、いい機会。そう考えた銅谷は、双方の研究者とともに「人工知能と脳科学の対照と融合」という新たな研究プロジェクトを立ち上げた。めざすのは脳の数理学的解明、そして「脳型AI」の開発だ。


「脳はどうやって、その機能を柔軟に組み合わせ、学び、行動しているか。具体的な仕組みの解明が、脳科学にとっても人工知能にとっても必要です。互いの知識を持ち寄り、融合させることで新しい理論や技術につなげていきたい」(文中敬称略)




(次ページへ続く)

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