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[第153回]変則的レジスタンス神話

美濃口坦 翻訳家兼ライター





photo: Sako Kazuyoshi

ハーペイ・カーケリングの『Der Junge muss an die frische Luft(男の子は外気にふれなければいけない)』は、多数の親戚に囲まれて育った人気コメディアンの思い出話である。題名は、こう言ってローレおばさんが毎日赤ん坊の彼を乳母車にのせて散歩に連れ出してくれたことに由来する。散歩中おばさんは絶えず話しかけ、よく笑った。著者には彼女が言っていたことは思い出せない。でもローレおばさんと過ごした時間は幸せな気持ちの原型として残っているという。


9年前に著者が書いたサンティアゴ巡礼の道中記は世界的ベストセラー。邦訳もある。今回は悲しい出来事も扱い、だからこそ人生に笑いが重要であることを読者に得心させてくれる。



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