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アート&ファッション

[GQ JAPANより]一生ものの一着を

ジーン・クレール(GQ JAPANインターナショナル・ファッション・ディレクター)







メンズウェアの王道ともいうべきスーツの正統は、あくまでビスポーク(注文品)。しかしメ多種多様な既製スーツが手に入る現代では、自分に「SUIT(似合う)」な上質の一着をみつけることも容易になった。


スーツは大きく3種類に分かれる。


まず、アメリカのビジネススーツ。フィット感はなく、少々だぶだぶ気味だ。しかし実用的なリアリティーをもっている。


次にイタリアのスーツ。丈は短めで、パッドは入っていてもほんの少し。そして肩のラインには丸みがある。


そしてイギリスのスーツ。深い構築性があり、ウエストにフィット感がある。ジャケットの丈は長く、肩のラインはがっちりしている。


興味深いのは、歴史的にスーツの上下は同じ布地から裁断されていたわけではないということだ。往々にして問題となったのは、トラウザーズと長いフロックコートを対照的な色で組み合わせることだった。


スーツに多大な影響を与えた2人の人物と言えばもちろん、19世紀のボー・ブランメルと20世紀のウィンザー公だ。そして20世紀後半には、偉大なジョルジオ・アルマーニが現代の男性のためにスーツを再創造した。


財力と時間に合わせて、ラルディーニやボリオリからさまざまなプライベートブランドに至るまで、そしてドレスアップからカジュアルまで、誰にでも何かしら合うものがある。良いスーツとは今でも変わらず、男のワードローブのプライドだ。


(全文はGQ JAPAN 2015年12月号に掲載)








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